肺がんでは、手術してがんを切除するのが基本です。
場合によって、手術後は抗がん剤治療を行うこともあります。
高齢、糖尿病、心臓病などがあって手術することが難しいときは、放射線治療が検討されます。
多方向から放射線を照射する「定位放射線治療」という治療法です。
この「定位放射線治療」は、一般的な2つの方向から放射線を照射する治療と比べると、正常な組織への照射される放射線量が少なくすることができます。
放射線を出す装置が体の周りを回転し、いろいろな方向から放射線を照射します。
また、「光線力学的療法」という治療法があります。
この治療法は、がんの大きさ2cmくらいの中心型肺がんの場合で、がんの全体にレーザーを照射できる状態の場合が治療の対象となります。
まず、がんに取り込まれやすい「腫瘍親和性光感受性物質」を注射します。
その後数時間経ったら、気管支鏡を挿入していき、レーザーでがんの部分を照射します。
先に注射した物質と化学反応が起こり、がん細胞が死滅する治療法です。
治療法については、がんの大きさ、がんがある部分などによっても違うので、このような治療を望む場合には、可能かどうか医師に相談することも必要です。